ついにあの RISC-V アーキテクチャを実装したボードを購入しました。その名も Longan Nano。
GigaDevice という会社の GD32 マイコンが載っているようです。マイコンの品番は GD32VF103C8T6。あれれ? STM32 に似てるぞ??
実際、ペリフェラルの命名とか、レジスタ名とか色々似ています。というか全く同じ部分が結構あります。まあ雰囲気が似ていて使いやすいですね。多分。
また、最近はマイコンが品薄ということで、型番の多少違う Flash が少ない製品も出回っているようです。ご購入の際はしっかりと調べておいてください。
実は
実は以前にも Maixduino という、これまた RISC-V 搭載の Arduino 風ボードを買ったのですが、これに載っている Kendryte 社 の K210 という SoC はリファレンスマニュアルがないんですね。フォーラムによると、公式曰く「SDK があるからレジスタマップなんて要らないじゃない」ということです。これにより、僕はこの会社を敵認定しました。クソクソクソクソ
他にいいの無いのか!!(怒り) と探していましたが、しばらくは E310 という SoCの載った HiFive1 というこれまた Arduino なボードを検討しましたが、高い...
格安なボードを発見
秋葉原の Shigezone さんで販売しているのを見つけました。Longan Nano というようです。価格は 790 円。
追記:
なんとあのあと失くしてしまったので(!)、Seed さんのページから購入しました。こちらも 4.90USD で大変お安い!
Longan Nano、もうすぐShigezoneに入荷しますよ! https://t.co/wAkPX707TW
— Shigezone〜深圳直送便〜電子部品&機器のお店:秋葉原ラジオデパート3F (@ShigezoneAkiba) September 17, 2019
【新入荷情報】
Sipeed Longan Nanoが少しだけ入荷しました。RISC-V 32-bitコアに0.96inch 160x80 IPSカラー液晶・アクリルケース付です。
税込790円! pic.twitter.com/XCQgxfOfvH
— Shigezone〜深圳直送便〜電子部品&機器のお店:秋葉原ラジオデパート3F (@ShigezoneAkiba) September 23, 2019
Mouser で $4.90 ということで若干高いように見えますが、国内に輸入しているので仕方がない。というか現状 RISC-V コアを弄れると考えれば圧倒的に安いです。
デフォの開発環境は PlatformIO らしいので、割と手軽に扱えます。Seeed の販売サイト では、ドキュメンテーションがたくさんあります。
でも、僕は開発環境を自分で創りたい人間なので、リファレンスマニュアル片手にリンカスクリプト手書き、スタートアップコード手書きで行きたいと思います。
レジスタ構造体は PlatformIO の形に揃えるかなぁ。
コンパイラの用意はすでにあるので、多分ちょろいです(多分)。
以上雑記でした。使用感は後々ご報告します。