こちらの記事の続きです。devanlai さんの dap42 が手軽に使えるようにハードウェアを組んでみました。
STM32F042 には USB デバイスを作成できるペリフェラルがあるのですが、泥沼に嵌りそうだったので諦め以下のファームウェアに乗っかることにしました。
基板作成
とりあえず秋月で揃えられるパーツを使います。dap42 は SOP パッケージなのですが、LQFP32 パッケージで作成しました。主なパーツは以下の通り。
部品名 | 秋月URL | 備考 |
---|---|---|
STM32F042 | Link | 290円 |
三端子レギュレータ(AZ1086) | Link | 200円/4コ |
チップ抵抗 10k, 100 | 100ohmじゃなくて510ohmとかが良かったかも。詳しくは後述 | |
チップコンデンサ 0.1u, 10u | 電源周り | |
チップLED | 青色はカッコイイ | |
micro USBコネクタ | Link | 300円/5コ |
プッシュスイッチ | Link | 100円/5コ |
L字ピンソケット 1x6 |
回路は主に dap42 の回路図を参考にしました。
そんで実際にどんな回路を組んだかということですが、上の回路図にあるステータスを表す LED をガン無視して、よりコンパクトな基板にしました。
一度ブレッドボード上で組み立てて、テストもやりました。コンデンサの値はこのテストにより決めたものです。
そんで配線図は以下。点線はベタGNDです。
基板発注は Elecrow にしました。年末に発注し、年始に到着。2週間くらいでしたね。
届いた基板・組み立て結果
こちらが届きました。写真はとりあえず上にマイコンを載せたもの。1枚につき15枚の面付けです。
ところで僕は 5pcs で注文したんですけれど、なんか9枚来たんですよねw Elecrowのこういう所好きですw
実際に部品を載せて動かした様子が下の動画です。このデバッガを用いてLチカプログラムを書き込んだ直後のマイコンの動作なので、実際に動いている風景ではありませんがご了承を。
LEDのサイズを間違えたため、動画では電源ランプがついていません。ということで秋葉原に購入しに行って取り付けました↓
美しい!!
そしてサイズのインチ表記とmm表記の混在はフ○ァック!!!!
反省
- 白色基板はすっごくイケてる。
- その分フラックスの洗浄は必須。
- 電源用 LED の抵抗値が 100ohm では小さすぎ。眩しいしちょっと LED が温かい。
- 500 ohm とかでも良いと思う。1k でも行けるんじゃね?
- でも青色LEDはカッコイイ。
- 結構コンパクトに出来た。もう少し小さくできそうだったがこれで十分な気がする。
- 部品点数もそこまで多くなくスッキリと出来た。
- 三端子レギュレータが大きすぎ。Spec も 1.5A までとか明らかに要らないだろこれ。
- 横幅がほぼマイコンの幅と同じくらい。
- 基板をもっと狭くして、チップ抵抗等をもっと端っこギリギリに配置しても良いんじゃない、って思った。
- 電源周りのバイパスコンデンサの値が不安だったけど、ブレッドボード上でのカット&トライによって良い感じになった。
- 「GND」のシルクがズレている。気になる気になる。
- USB端子の半田付けが細かくてよく分からんので、先につけてしまいましょう