114514 こと、LPC1114 についての記事です。基本的な話はまぁ他所で結構記事になっているのでそれを参考にしていただければなと。今回は aitendo で販売されてる、LPC1114FBD48 搭載の「ARMコアモジュール」を SWD でデバッグしてみます。
ARMマイコンモジュール とは
LPC1114 と言うと、あのクソ幅広い DIP 版の LPC1114FN28 が有名かと思いますが、これよりもピン数が多く互換性のある QFP パッケージである LPC1114FBD48 を積んだマイコンボードになります。
何故か肝心のマイコンだけが全くはんだ付けされていない状態で販売されていて、お値段税別 350円。激安。このボードは我が WMMC でも用いているのですが(最近標準のマイコンを変えようという案が浮上中)、ある1つの大きな大きな欠点を抱えています。それは...
ナゼかは分からないが、ランドにはんだが既に盛ってあるためめっちゃはんだ付けしづらい
ということ。ですので手はんだで1つの完璧なボードを作るのに、1つは犠牲になります。それでもまぁ安いのですがね。
この欠点さえ乗り越えられれば非常に便利でコスパの良いモジュールとなります。ああ、また前置きが長くなってしまった。。。
こまけぇこたぁいいから あく結線教えろよ(威圧)
くどくどとすみません!なんでm(ry
ボードから出るピンで、J1 の部分ありますよね。そこ探してください。アサインは裏側に書いてあります。「J1」の文字を読める向きに置いた時のピン名と SWD デバッグのための接続ピンを左から順に以下の表に示します。
ピン名 | SWDでの接続ピン | 備考 |
---|---|---|
TDI | ||
TCK | SWCLK | |
TDO | ||
RESET | nRESET | ターゲットリセット用端子。実際機能していないっぽい?? |
TMS | SWDIO | |
+3.3V | VDD | |
GND | GND | |
DC5V |
シルク誤植???
なんか変だなぁと思っていたのですが、裏面のピンのシルクに「DP」とか「DM」とかありますよね。これは USB の D+ 端子と D- 端子のことなのですが、LPC1114 では何のことやら。と言うわけで誤植です。またややこしいことに、別の誤植もあるのでまとめて記載します。
誤 | 正 |
---|---|
DP | P2_4 |
DM | P2_5 |
P2_4 | P3_4 |
P2_5 | P3_5 |
あとは OpenOCD を使ってもよし、LPCXpresso で書き込んでもよしです。リセットは何故か上手くかからないので、何らかの方法で手動にてリセットしてしまいましょう。
というわけで、以上 aitendo LPC1114 マイコンボードの SWD デバッグについてでした〜〜〜